2010年10月24日日曜日

あの日あの時

アルビレックス新潟がJ1に昇格した初年、2004年の今日、10月24日は同じ日曜日で、ヤマハスタジアムでJリーグ、ジュビロ磐田アルビレックス新潟の試合が行われた。

前日の夕方、はあの中越大地震が新潟を襲っていた。
選手は既に来ているらしい。しかし、多くの新潟からのサポーターは来られないだろう。

準地元の私は当然のように磐田へ行った。
磐田駅前からシャトルバスに乗り、ヤマハスタジアムで降りると若い磐田のサポーター達が義援金を募っていた。
その日一緒に磐田へ行く予定だった相棒が風邪で来られなくなり、前売り券が1枚余っていたのでそれを当日券売場に並んでいた磐田サポに売った。(当時は立ち席というだけで、ホーム、アウェーの区別はなかった。)前売りだからもちろん2,000円。
義援金など考えてもいなかった私は持ち合わせがなかったので、前売りを売って得た2,000円を募金箱に入れた。

スタジアムへ入り、アルビゴール裏から磐田ゴール裏をみると新潟のみなさん頑張ってください。という横断幕が掲げてあった。
そして磐田のゴール裏からは新潟コールが飛んできた。途端に涙が出てきた。涙は止まらなかった。止められなかった。
新潟のコールリーダーはしばし戸惑っていたようだが(そうかどうかわからないけど)、ジュビロ磐田コールを返した。
私は喉が詰まって声を思うように出せなかった。

試合は新潟の完敗だった。
私にとっては現地参戦5試合目にして初めての負け試合だった。
しかし、そんなことはどうでもよかった。
サポーターの一面を知った日だった。

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