ヘッドハンティング(headhunting)という言葉がある。
元来は正に首を狩ること、更には首狩族などにも通じる。転じて(会社等の)幹部を引き抜くこと、さらには「他の組織から優秀な人材を引き抜くこと」という意味になり、少なくとも日本ではその使い方の方が一般的だ。
さて、それはそうとして、そのヘッドハンティングはどの社会でも行われている。
サッカーでも同じことで、差詰め「フットハンティング」とでも言おうか。
注意しなければいけないのは、その人材の能力は、元来持っているものに加え、その組織で花開いたものであるということだ。
○×モーターズでその技術を高く評価され、高給で△◇自動車工業株式会社へ引っ張られた(ヘッドハントされた)途端、その技術を生かす場面がなくなってしまった。 なんてことはごく普通に見られる現象だ。
サッカー界でも頻繁にあることだ。
最近のアルビレックス新潟からヘッドハント(フットハント)され、目立った活躍をした選手の代表はエジミウソンであろう。
しかし、それはむしろ例外的だ。
中には移籍先のチームをJ1からJ2に引きずり落とす役割しか果たさなかった選手もいるし、そのままレギュラーを取れず沈んでしまった選手もいる。
組織あっての個人、個人あっての組織。
個人と組織が噛み合った時、個人も組織も最高の結果を出す。
そういうものだ。
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